ジメジメと湿度の高い季節は、人も動物たちも体調を崩しやすい時期でもあります。
この時期に多いトラブルが皮膚トラブルです。
代表的なのが『ホットスポット』と呼ばれる急性湿疹です。
ホットスポットは毛根が蒸れて細菌が繁殖する事により起こります。
毛が密集している猫や犬にとって、深刻な問題になるケースがあり、急性というくらいですから突然起こり、かなり痒くなるため、噛み壊してしまい、今度はそれがグジュグジュして痛みを伴い精神的にもダメージを受けるのです。
きっかけ自体は一つではなく、アレルギー体質の子や、ノミ・ダニに刺されたなどいろいろな事で起こります。
どうしてこの時期に増えるのでしょうか。
それは暑さや湿気により、免疫力が落ちてしまい、普段でしたら起こらない問題が起きてしまうのです。
しかし、大事なことは原因と対処を考えるのではなく、まず先に症状を起こさない(免疫力を下げない)ための日頃の体作りの方が100倍大切だとヴィジョンズは思います。
体の栄養は大丈夫ですか?
心の栄養は大丈夫ですか?
ひょっとして自然なものを使ってるからと安心していませんか?
使っているものの質は本当に大丈夫?
動物たちの表情や行動に変化はありませんか?
日頃から動物たちに触れ、観察をしていますか?
毎日がいかに大切か。
健康は心も体も1日では作れません。毎日の積み重ねですからね。
私たち飼い主は皮膚のトラブルが起きると、どうしても「治療の方法」で頭がいっぱいになってしまいます。
どこかで、薬で症状を止めてしまうことだけに安心してはいないでしょうか。
皮膚トラブルで良く処方される「ステロイド」は肝臓腎臓・免疫系を弱めてしまいます。出来る限り避けたい、最小限に留めておきたいお薬の1つですね。
『かゆい・痛い』は動物たちにとって、とても辛いものです。ある期間、薬が必要な時はもちろんあります。しかしそれ以上に重要な体質改善や、生活環境改善を忘れてはいけません。
食べているものを見直してみると、アレルギーと言われていてもフードを変えたら大丈夫だったり、ダメと言われた食物も少し期間をあけて試したら大丈夫だったり、、、なんてことがたくさんあるのも事実です。
食べているもの、使っているものの質や、そのときの動物の体調。お家で使っているもの(洗剤や消臭剤、掃除道具、匂い系etc)や環境の変化。普段人間が良しとして使っているものは安全なのかを確認してみることも大切です。
立ち止まって考えてみると当てはまることがあったりしませんか?
特に口から入れるもの、皮膚に直接付けるものなどはダイレクトに影響します。無添加と書いてあっても、何に対して無添加なのか・・・。原材料の段階で添加されていれば表記の義務がないのが現状です。原材料の質が悪ければ、無添加であっても何にもなりません。
また、製法によっては栄養が壊されていることもあるのです。皮膚に直接付けるシャンプー、ブラッシングスプレー、虫除けも同じこと。
解毒力の弱い動物たちは化学的なものを体に入れる事により、徐々に蓄積され、やがて腎臓や肝臓に負担がかかってきます。
皮膚トラブルは体内からのサイン。
何かが起こってから正すより、日頃のケアのケアで軌道修正をおこなっていれば病気を引き起こさずに済むこともたくさんあります。
体の内からも、外からも、化学的なもので体を覆うのではなく、肝臓・腎臓・消化管の負担とならないようにくれぐれも体に優しく、上質で安心な食事やケア商品を選んで使ってあげましょう。
そしてたくさん運動をし体を動かしながら、1日1日一緒に楽しむことが何よりです。