元々「絆」の語源は、動物を繋ぎ止める網のことを指すらしく、そこから、人と人の信頼を繋ぐなどの意味に使われています。
人と動物が信頼を深め、絆を強めるってどういう事だろう。と、ふと考えてみたときに、それは動物にとっても飼い主にとってもお互いが心地良い存在であるという事なのではなかろうか。
そう思ったんです。
私たち飼い主がくつろいでいるところに、ふと愛猫や愛犬がやって来てどこか体の一部をあずけながら安心して寝てる姿はお互いが癒される瞬間ですよね。
歳月が長ければ長いほど紆余曲折も当然あり、様々な事を共に乗り越えているはずです。
本来、猫は単独行動を好む動物、相手によってではなく、自分がどうしたいかが中心です。もって生まれた性質を尊重することでそこに飼い主との絆が生まれるのです。
反対に、犬は群れをなす動物です。仕事・遊び・旅・出来る限り一緒に行動すればするだけ、犬との関係性も強くなるはず。飼い主となるべく多くの時間を一緒に過ごす事が何よりなのです。
・・・そうは言っても 簡単にいかないことも事実。仕事の都合とか、家の都合とか、、、。でも、どこに自分の生活の比重を合わせるかは本人次第だと思うのです。
数年前までは「会社に行かないと仕事にならない!」「自分が行かなきゃ会社が大変なことになる!」なんて誰もが思っていましたよね!?
しかし今は、リモートで仕事を回すことができ、自分が行かなくても誰かがどうにかする。それが分かったことはとても大きいことではないですか?
自分の望み、希望を叶えるために自分をそこにもっていけるか、やってしまえばどうにかなってしまうのにその勇気があるか無いかだけ。
この時代は、「自分の時間を作ってもっと自分を大切にしなさい。」と教えられているのかもしれませんね。
絆を強くするためには、動物が家に来た時からが始まりです。特に犬は、しつけの中で規律や家のルールを肯定的に教えることにより、犬にとって飼い主は威厳のある、たくましく優しい「尊敬できる存在」と意識するようになります。
また、動物たちにとって一緒に遊んでくれるものに対する連帯意識はとても強くなります。
猫は狩人ですから、遊びの中で本能が掻き立てられることで心も体も解放されます。
犬は楽しい事を一緒にすることで飼い主さんとの絆をとても強いものにしていくのです。また、飼い主と一緒に仕事をする犬は、自分の役割を理解し仕事をこなします。その達成感がより飼い主との絆をより強いものとするでしょう。一緒に旅などへ出ればそこは初めての場所。頼れるのは飼い主だけ。初めての環境、空気感などが適度の緊張感を与え、犬も飼い主も成長させます。そして絆をより強くするのです。
このように、色々なことを一緒に積み重ねていくことはとても大切。また動物たちと飼い主さんがお互い同じ思いであるかもしっかり確かめてこれからもより絆を深めていってくださいね。