CBDという選択

2024.09.1
季節のご案内, 猫と犬と

愛猫・愛犬が毎日元気に過ごせることはわたしたちの何よりもの願いですね。そのためにも、何かが起こってから対処するのではなく、健康なうちに体のメンテナンスをすることが非常に重要です。そうしてあげることで自ら治すスピードも早いと実感しています。長い間健康で、より豊かで快適な生活を送らせてあげるケアのひとつとして、CBDという選択が増えてきています。CBDとは一体何なのか、どのように役立つのかをご存じでしょうか？今回はCBDについて詳しくご紹介し、その働きや使い方、選び方などについてお伝えします。

CBDとは？

CBD（カンナビジオール）は、大麻草に含まれる少なくとも113あるカンナビノイドといわれる物質の一つであり、中毒性や依存性がなく、健康に役立つ成分として注目されています。

麻には、日本で使用が禁止されているTHC（テトラヒドロカンナビノール）という精神作用を持つ成分も含まれていますが、CBDにはそのような作用はありません。

つまり、CBDはペットが摂取しても「ハイになる」ことはなく、体に負担をかけずに利用できる成分です。

CBDの働きとは

・エンドカンナビノイドシステム（ECS）をサポート

私たち人間を含め、哺乳類の全ての細胞には「エンドカンナビノイドシステム（ECS）」と呼ばれる、外的な環境ストレスから心身を正常に保とうとする調整機能が自然と備わっています。

体はそのシステムを正常に機能させるために、体内でエンドカンナビノイドという物質を分泌しながら脳と全ての臓器をつなぎ、情報伝達を⾏なうことで健康状態を維持しています。その一方で、ストレスや加齢、生活習慣などが原因で生産力が落ちる、神経系、免疫系や老化が加速するなど、様々な弊害が起こるのです。

CBDにはそのエンドカンナビノイドと似た働きがあります。外から取り入れることによってエンドカンナビノイドシステムの不具合を補い、体を整え、心身の健康状態を維持するのに役立つと言われています。

分離不安や外出時のストレスを感じやすいペットのケア、また年齢を重ねることで出てくる食欲低下や日々のリズムを整えるサポートとして利用されるCBDには、これまでのところ、副作用は見当たらないと言われています。

CBDに期待される働き

CBDがペットにどのように役立つかについて、具体的な働きをご紹介します。

心身をおだやかに
旅行や引っ越し、花火、雷などの大きな音や環境の変化は、ペットにとって大きなストレスとなります。CBDは神経系に働きかけ、心身をおだやかにするのに役立ちます。また、分離不安や知らない人との接触が苦手なペットもサポートできると期待されています。
関節やその他の慢性的な痛みに
年齢を重ねたペットは、関節やその他の慢性的な痛みに苦しむことがあります。CBDは、痛みのシグナルを抑えると同時に、体の傷ついた部分に働きかけるとされています。その結果、ペットがより快適に、活動的に過ごせるようになる可能性があります。
急な体の不調に
てんかんやその他の急な体の不調を経験するペットにとって、CBDは有望な選択肢のひとつです。実際にヴィジョンズが取り扱うCBDに関する報告において、急な体の不調を引き起こす頻度や悪化を減らすのに役立つことが示唆されています。
おなかの健康をサポート
消化不良や食欲不振に悩むペットにも、CBDはおすすめです。胃腸の健康をサポートし、食欲UPにつながると期待されます。
皮膚と被毛の健康をサポート
皮膚のかゆみや炎症、アレルギー反応に対してもCBDが働きかけると報告されています。皮膚の健康を保つことは、ペットの心身の健康にとって重要です。

CBDの製造方法には種類があります。

フルスペクトラム製品：麻のすべての成分が含まれるもの。より体の健康維持に役立つと考えられていますが、THCも含まれるため、日本への持ち込みは禁止されています

ブロードスペクトラム製品：多くの天然成分を残しつつ、THCのみを除去しているもの。天然の成分の相乗効果により、体の健康維持にプラスとなる「アントラージュ効果」を持ちあわせます。※ヴィジョンズの取り扱うCBDはこの製品となります。

アイソレート製品：400種類以上の成分の中から、CBDだけを抽出・精製して取り出したもの。他の天然成分が残っておらず、アントラージュ効果は期待できません。

CBDで「たいせつ」なこと

製品を選ぶ際には、品質と安全性を重視することが大切です。

以下がチェックポイントとなります。

第三者機関による品質検査を受けた製品：成分の含有量や純度が確認された製品を選びましょう。
THCが含まれていないこと：体に害のないCBD製品には、THCが含まれていません。きちんと証明書を取得している製品を選びましょう。
オーガニックであること：麻の栽培過程で殺虫剤や汚染土壌があった場合、体に悪影響を与える物質が成分として含まれている可能性があるため、無農薬のヘンプから作られたオーガニック製品を選びましょう。

こうした検査は、製品が純粋であり、重金属や農薬などの有害物質が含まれていないことを保証するためのものです。

今年の10月からの法改正により、禁止成分THCの基準がより厳しくなることが予想されています。

ヴィジョンズの取り扱う製品はすでにどれもクリアしておりますので心配ございません。

CBDの使い方

量

●体重1kgあたり0.1mg～1mgを目安に与えます。

まずは1滴からスタート。その後の様子を観察し、問題ないようであれば1滴ずつ追加しながら徐々に増やしてみましょう。

1kgあたり1mg以上を与えていただいても問題はありませんが、体の変化が現れた量がその個体の適量となります。多く与えてもそれ以上の良い結果は期待できません。節約いただくためにも、様子を見ながら適量を見定めてください。

※ヴィジョンズが取り扱っている「CBDオイル」は、内容量30mlにCBD1000mgが含まれる高濃度のものです。1ml（蓋と一体型のスポイトでいっぱいまで吸いあげた量）には約33mgのCBDが含まれ、1滴（50滴分で1ml）には約0.66mgのCBDが含まれます。

与え方　※おすすめ順

・食事に混ぜて

・腸溶カプセルに入れて飲ませる