実はちゃんと変わっている

日々の生活の中で、「これをやっていて意味があるのかな?」と思う瞬間はありませんか?特に、愛犬や愛猫の健康を気遣いながらも、大きな変化が見えないとき、「本当にこれで良いのだろうか?」と感じることがあるかもしれません。でも、実はその積み重ねこそが、未来の健康を支えているのです。

動物たちは4輪駆動のような体の構造を持っており、しっかり体を動かすことが健康維持には欠かせません。

愛犬の場合、

「散歩の目安として、体重=kmの距離を歩いてくださいね!」

そうアドバイスをすると「え?そんなに?」と驚かれる飼い主さんも少なくありません。

でも、ちょっと考えてみてください。

チワワもグレートデンも、体の大きさは違いますが、どちらも同じ「犬」。

そして、その体は同じように4輪駆動で設計されています。

チワワも、もともとは立派な番犬としてのルーツを持つ犬種です。

現在では抱っこ犬として過ごすことが多いですが、彼らも本来は地面をしっかりと歩き、自分の足で動くための体とタフなマインドを持っています。

「散歩は要りません」

??

そんな犬はいません。

牧羊犬にいたっては、常に駆け回りながら、牛や羊を統制する役割を強化されてきた犬種です。

こうした犬の特性を理解し、本能を満たしてあげられていますか?

散歩から帰ったときに水を飲んで、かるく毛づくろいもし、ふっと愛犬が横になって休むくらいの疲れ具合がちょうど良い運動量の目安です。

家に帰って来て、走り回っているのであれば、それは運動量が足りていない証拠です!

たっぷり歩いてリフレッシュした後、穏やかに眠る愛犬の姿を見ると、何とも言えない安堵感があります。

「寝ている犬は悪さをしない」「疲れた犬は良い犬」と言いますね。

体を動かしている犬は余計なことに頭をまわす必要がありません。

その犬の満足が得られているという証拠なのです。

そして、満たされた運動の後の休息は、心身のバランスを整えるためにもとても重要です。

猫は本来ネズミ狩りとしての役割を担っていました。

狩りをしながら生きてきた「ハンター」です。

小さい虫やカエルなどを見つけたら、真上に飛んで手で押さえては離す、口に入れたり出したりする、そのいたぶり様!

時に蛇さんにだって勇敢に手を出し挑む姿は最高だと思いませんか!

私はそんな猫が大好きです。

猫は五感をフル活用しながらの縦運動を得意とする動物です。

私たちとともに体を使い、仕事をしていたルーツがちゃんとあるのです。

私たちも含め、動物たちも日々、体は生まれ変わっています。

細胞は日々分裂を繰り返して新しいものに置き換わり、今日の食事や環境が未来の健康を支えています。

つまり、「今」はいつも新しいということ、そしてその「今」は=毎日ということ。

だから毎日を大切にすることが何よりも重要なのです。

生きることは本来、とてもシンプル。

新鮮な食材を食べ、水分をしっかり取り、体を動かし、しっかり休む。

その中に、家族としてともに楽しみ、愛情を与え合う時間が加わることで、未来の健康をつくる土台がさらに豊かになります。

「ドライフードは何g必要?」と細かい数値だけにとらわれず、その時の体調、体形、運動量、を見ながら「ちゃんと食べ、ちゃんと運動する」ことにフォーカスしてみてください。

サプリメントも時には助けになりますが、まずは新鮮な食材を取り入れることが大切です。

自然な食べ物は、体にとって最も優しいエネルギーをもたらしてくれるからです。

目に見える変化がなくても、体の中は必ず違っています。

「今」の積み重ねが未来の健康をつくります。

「今」という価値は相当高いもの。

散歩の時間も食事の工夫も、その一瞬一瞬が未来を支える大切なプロセスです。今日も愛猫・愛犬とともに、「今」を楽しみながら、未来への一歩を着実に歩む。その積み重ねが、かけがえのない幸せな時間を育んでいくはずです。


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