雷を怖がる理由とケアについて

日本では、梅雨の時期である6月から落雷が多くなりますね。梅雨の時期は、湿気が多く、雷雨が発生しやすいため、落雷のリスクが高まるのだそうです。雷は、自然現象の中でも強烈なエネルギーを持つもののひとつです。

今から35億年前、私たち生命がこの地球に誕生したのは「落雷」がきっかけだったという研究論文が2021年に発表されたのをご存知ですか?

生命の誕生にカギを握る物質「リン」。

リンは生命のDNAやRNA、そして全ての生命のエネルギー源に欠かせない物質です。

今までは、このリンを地球上にもたらしたのは隕石といわれておりましたが、色々な研究でその時代は隕石の数が少なくなっていたことなどから落雷である可能性が浮上したそうです。

私たちの誕生に大きく関わっていたかもしれない雷ですが、私たち人間だけでなく、動物たちにとっても脅威で危険な存在であることは確かです。

みなさまのネコちゃんやワンちゃんは雷を怖がりますか?

『猫や犬が雷を怖がる理由』それは、音や振動の影響だけではなく、気圧の変化や雷が放つ静電気も影響していると言われています。

人よりも敏感な聴覚や触覚に優れた動物たち。

特にワンちゃんは被毛の摩擦などにより帯電し、足の裏に汗腺がなく乾燥していることから静電気が放電されやすいため、静電気に敏感だと言われています。気圧においてもその優れた嗅覚で、気圧の変化により空気中の酸素や湿度の変化に伴う微妙な匂いの変化を感じ取り察知するとの事。

雷を怖がるのはワンちゃんよりネコちゃんの方が少ないと言われていますが、これはネコちゃんが自分の身は自分で守らなければならない「単独行動で生きてきた歴史」があることも関係しているそうです。でもネコちゃんも怖がる子はいますよね。

例えば耳の状態で気持ちを汲み取ってあげることもできますので、耳が折れ曲がって伏せた状態になっていないか観察をしてみてあげてください。

雷は非常に大きな音と振動を生み出すため、理由が判らない動物たちにとっては防衛本能から恐怖を覚えるのは当然ですよね。

その昔、私が飼っていたバーニーズマウンテンドッグの男の子2匹はどちらも2歳になった頃から急に雷を怖がり出しました。(不思議ですがこの『2歳の壁』はよくあるようです。みなさまのところはいかがですか?)

雷がまだ鳴ってもいないのにソワソワし出し、部屋の隅に行ってヨダレを流しながら、とても息が荒くなりました。

彼らの聴覚や被毛で感じとる静電気で、雷の存在を敏感に感じ取っていたのだと思います。こういう時になだめすかすと余計な緊張を誘い、逆効果になる場合もあります。いろいろ手を変え品を変え、試しましたがあまり目立って効果がなく、、、。

このストレスは体への負担が大きかろうと当時とても悩んでいたところ、『アニマルズアパスキャリー』のハーブチンキ「バレリアンプラス」と「スカルキャップ」に出会い使うようになりました。

すると怖がる様子は変わりませんでしたが、明らかにヨダレの量と息づかいが軽くなり、そして落ち着くまでの時間もとても短くなりました。

これらの変化は心臓への負担も軽くなったとも言えます。

ハーブの力でこれほどまでにストレスレベルを下げられるのだと感動し、この体感がホリスティックへの意識をさらに高めてくれるきっかけとなりました。

私が使っていた方法は雷の多くなる季節にバレリアンプラスを食事に加えはじめて(推奨の通り5日与えて2日休む)、雷の発生でソワソワし出したらすぐにスカルキャップをスポイトでワンプッシュ(大型犬のため)を口の中に入れ対処をしておりました。

雷の大きさにより効果が足りないと感じた時には、追加で口の中に垂らす方法で効果を実感しました。

慢性的なストレス→バレリアンプラス

急激なストレス→スカルキャップ

興奮して体が熱くなっている時はバレリアンプラスではなく、スカルキャップ(てんかんの子にもスカルキャップがお勧めです)

雷にはこのダブル使いがとても良いと感じたことを覚えています。

男の子は繊細です。そこがまたたまらなく可愛いのですが・・・。メスのバーニーズはなんのその。恐怖で必死の2匹をよそ目にソファーでヘソ天で寝ておりました。(笑)

トレーナーでもあるヴィジョンズ代表の相棒ルース(犬種:ラージミュンスターレンダー)は、小さい頃、階段を降りることもできなかったほど繊細で頭の回転も速いため、恐怖心も早い段階で現れるようになったそうです。性格的にも犬種的にもこのままいくと大変な犬になってしまうと感じ、幼少期から社会化に力を入れ、雷がくるたびに一緒に特別なおもちゃで遊び、『雷』イコール『楽しい』と結びつけてストレスの許容範囲を広げたそうです。

そのおかげで、ルースは嵐が近づくと嬉しくてソワソワ♪ワクワク♪です!ヴィジョンズの中でたった1人、雷が大大大好きな私と肩を並べ一緒に窓際から雷を見たものです。

2歳の壁以前から『予防』と『対策』をしてストレスと感じるまでのレベルを上げておくことは、体を守りやがて健康寿命を伸ばすことにつながります。

予防のためのトレーニングと日々の暮らしでハーブの力を借りることはとてもお勧めの方法です。

体の負担を取ってあげたいなと思った時は、ぜひハーブの力を使ってみてあげてください。

ヴィジョンズでもお取り扱いさせていただいておりますアニマルズアパスキャリーの数々、そしてヒルトンハーブの製品も大変お勧めです。

自然からの恩恵のハーブの力は、穏やかに作用し体を元に戻すお手伝いをしてくれます。災害時にも家族みんなのレスキューとなりますよ。

もちろんネコちゃんにもお使いいただけます。

ちなみに看板猫のあんずさんは雷・地震は平気のようで・・・いつも寝てらっしゃいます(笑)

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

★飼い主さんのお出かけの際は突然の落雷による停電でエアコンが止まる可能性もあります。いざという時を想定し、窓を閉め切るのではなく、どこか少し開けておくことや、涼しい場所に逃げられるよう場所を確保しておいてあげてくださいね!

ヴィジョンズ 山下

~災害時など、いざという時にストックしておくと便利なお勧めのハーブチンキ~

アニマルズアパスキャリー】(ネコちゃんワンちゃんどちらも)

・バレリアンプラス(気分を落ち着かせる)

・スカルキャップ(怯えている子の気分を静める)

・オリーブリーフ(抗生剤の代わりに)

・マシュマロウプラス(お腹のトラブルに)

【ヒルトンハーブ】

◆ネコちゃん用

・キティコーム(リラックス効果)

・キティコンフォート(お腹のトラブルに)

◆ワンちゃん

・トランキリティゴールド(心を落ち着かリラックス)


関連記事

  1. 備えて守る

  2. 秋になったら心がけたい事

  3. イベントで感じること

  4. 皮膚トラブル

  5. 犬 猫

    体は食べるもので出来ている①

  6. 温活で寒い冬を乗り切ろう!